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「少年張三豊」物語紹介

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    あらすじ  
  第1集 ある日、君宝の暮らす清風觀へ、門下生になりたいと言って男装した冰心と小蝶がやって来る。女性だとバレてしまったものの、お金の力で清風觀に留まることが許可された2人は、易天行という人物の行方を探していた。
そんな中幽霊騒ぎが起き、清風觀の面々は幽霊が出るという噂の屋敷に向かい、そこで偶然天行と出会う。冰心は自分の恋心を天行に伝えるが、天行は受け付けない。
君宝に諭され半ば強引に結婚させられそうになった天行は言い訳をつけて渋り、それに怒った冰心はその場を去り、結婚は取りやめになる。
その頃、南宋の岳飛将軍は奸臣・秦桧の計によって、国賊として皇帝に召還されてしまう。武林界の人々は何とかして岳飛将軍を救出しようと黒風鎮の武術大会に集結し、君宝もそれにならった。そこには武術大会の主催者であり武林界の盟主「名剣山庄」の次期当主・易継風や勝気な女侠客・秦思容がいた。
岳飛将軍救出の準備を進める彼らのもとに、秦桧の手先「西域四魔」の1人・蛇魔の操る獰猛な大蛇が襲いかかる・・・。
 
  第2集 大蛇に襲われた君宝、継風、思容だったが、突如現れた天行に助けられる。思容が、既にこの世を去っている昔愛した女性・嫣然に似ていると気づいた天行は、執拗に思容に迫るが相手にされない。実はこの思容、秦桧の養女で、武術大会に潜り込んだスパイだった。
秦桧に仕える張啓礁は、待ち伏せし岳飛将軍を捕らえ、君宝たちの岳飛将軍救出を阻止する密命を、配下の西域四魔に出す。
岳飛将軍とその指揮下は啓礁と西域四魔たちに攻撃されて苦戦するが、君宝はなんとか将軍を救い出した。しかし朝廷の皇軍が現れて、岳飛将軍に回朝を促す。
覚悟を決めた岳飛将軍は君宝にひとつの包みを密かに託し、重要な意味を持つその包みの中身を、「飛龍将軍」に渡してほしいと頼むのであった。
君宝が岳飛将軍の遺品を手に入れたという噂は世間に広まるが、その遺品が何であるか知る者はいなかった。世間の目を避けるため実家に向かった君宝は、道で偶然輿入れする娘を見かける。まだ若いその娘の嫁ぎ先は、なんと君宝の父であった。
 
  第3集 張家に戻った君宝は叔父の啓礁に出会い、岳飛将軍の遺品について聞かれるが何とかはぐらかす。君宝は叔父が岳飛将軍の死に一役かっていることなど知る由もなかった。
一方、思容は継風に取り入って名剣山庄に賓客として入り込み、探りを入れて作った山庄の見取り図を啓礁に渡す。
継風は山庄当主の祖父・易雲から岳飛将軍の遺品を探ってくるよう命を受け、婚礼の準備が進む張家へ向かった。
輿入れしてきた娘・明道紅がまだ若く、父との婚礼を嫌がっていると知った君宝は、父親が客の対応におわれている間に、道紅を連れ出してしまう。君宝の置き手紙によりそれを知った父親は怒り、弟・啓礁に君宝の行方を探すよう依頼するが、君宝を見つけ岳飛将軍の遺品を手に入れようと人々が張家に押しかけて来たため、大掛かりな捜索となってしまう。
君宝は道中、自分と道紅の行方捜しで世間が大騒ぎになっていることを知るのであった。
 
  第4集 家へ向かう途中、道紅は西域四魔の1人・紅娘にさらわれてしまうが、継風に助けられる。その成り行きで継風、継風と連れ立っていた思容は、君宝と道紅に同行する。
4人は岳飛将軍の遺品を狙う者に遭遇し、毒を受けた思容が人事不省に陥ってしまう。ひどく心配する継風の姿を見た君宝は、継風が思容のことを好きなのだと気づいた。君宝と継風はお酒を飲みながら一晩中語りあかし、友情を育んでいく。
道紅は迷信深い父親により20歳までに結婚することを強いられていたため、嫁ぎ先から逃げて帰ってくるなど父親が怒ると思い、家に帰るのを拒んでいた。しかし君宝を自分の夫に仕立て、里帰りしたことにする案を思いつき、嫌がる君宝を連れて家に帰る。君宝はにせの娘婿を装うが、そっと明家を去り継風、思容と合流する。
ところが、君宝の友達の鳥・鷓鴣仔を捕らえた道紅が、君宝に家へ戻るよう迫る。しかたなく明家に戻る君宝だったが、この時すでに、君宝をかくまっていると思い込んだ啓礁の手で、明一家は惨殺されていたのだった。
 
  第5集 鷓鴣仔から明一家の惨殺が自分のせいで起きたと知った君宝は、岳飛将軍の遺品をこっそりと地中に埋めた。道紅は君宝と行動を共にするようになる。
世間の人々は君宝を「継母と密通し、岳飛元帥の遺品を隠匿した」と糾弾し追跡を続け、君宝ら4人を追い詰めた。しかし、そこへ現れた君宝の父親が追跡者を撃退する。「君宝が25歳になるまで顔をあわせてはいけない」という迷信により離れ離れに暮らしていた、張親子の再会であった。
父親は、汚名を拭うため道紅を殺そうとするが、君宝が承知しない。親子は言い争い、君宝は道紅のおとりになって林に逃げ込む。
自分を止めようとする君宝を気絶させた父親がったが、その時西域四魔の蛇魔・血奴・蝙蝠と啓礁、思容が現れ、秦桧の命により君宝の父親を殺してしまう。
思容は何事もなかったように気を失った君宝を介抱したので、君宝は彼女が自分の父親を殺したことも、父親の死さえも知らずにいた。また、待ち合わせ場所を間違えたため、再会を約束した道紅ともはぐれてしまうのであった。
 
  第6集 待ち合わせの場所で君宝は思容と共に道紅を待ったが、門が2つあったため、すれ違ってしまう。そんな中、2人は町で澄空という怪しい和尚に会う。
澄空のロバが具合の悪いことを知った君宝は、ロバに事情を聞き問題を解決するが、動物と会話する君宝の術に感心した澄空に誘拐され、思容と離れ離れになってしまう。
一方、通りかかった村で女性を虐殺する悪魔が出没すると知った天行は、その凶悪な悪魔を捕らえようとする。天行は悪魔を探している途中、その被害にあった女性を発見し、彼女を家まで送り届けようとしたが、その女性こそが悪魔に成りすました西域四魔・紅娘の姿であった。
天行は紅娘に捕らえられるが、そこに思容が現れ天行を救おうとし、紅娘の「寒冰掌」を受け傷を負ってしまう。それにより体の中から凍えていく思容に、天行は献身的に尽くす。
君宝が澄空に連れ去られた場所は、少林寺だった。澄空は、動物と会話する術を学ぼうと君宝に教えを請うのだった。
 
  第7集 天行は傷を負った思容を支えながら逃げていたが、思容の具合が悪化する一方なので、自分の身を犠牲にして思容を助けようとし、そのため自らも体に冷たい毒が回ってしまう。
天行は、思容に似ているという今は亡き嫣然の話した。若き日の天行はその美しい女性を愛していたが、運命のいたずらか、彼女と再会したのは彼女と天行の兄の結婚式の場だったのだ。自分に尽くしてくれる天行に思容は感動するが、依然として天行の愛を受け入れることができない。
一方澄空に少林寺へ連れ去られた君宝は、経書を書き写しせば「飛龍将軍」のことを教えると引きとめられる。それは動物と会話する術を会得しようとする澄空の策であった。しかし一向に飛龍将軍の情報が掴めないため、君宝は少林寺から去ろうとするが、思いがけず澄空が武術の達人だと知り、その教えを請うため少林寺に留まることにした。
毒を取り除くため霊水を求めて名剣山庄を目指す天行と思容。そこへ紅娘が襲いかかろうとするが、山庄盟主の易雲と継風が現れ、2人を救い出す。
 
  第8集 君宝は少林寺の留まり、澄空に武術を伝授してもらおうと頼むが、澄空は断片的に記憶を失っており、自分がどんな技を学んだことがあるのかを忘れていた。しかし君宝はふとしたことから「易筋經」を発見し、武功を研究し始める。
天行と思容は名剣山庄の霊水により、一命を取り留めた。天行は、若い頃山庄を出て行った易雲の次男であり、父と子は久しぶりの再会を果たした。
2人の微妙な様子に気づいた継風は、祖父に天行のことを尋ねる。天行が継風の母親に思いを寄せていて、両親の結婚により山庄を去って行った自分の叔父であることを教えられた継風は動揺する。早くに両親を亡くし、天行との確執を知らずに育った継風は、そのことで天行に同情するが、逆に祖父に怒られてしまう。
啓礁は君宝が少林寺に身を隠していることに勘づき、天行のもとを去ってきた思容に君宝を誘惑し岳飛将軍の遺品の秘密を聞き出すよう命じる。
 
  第9集 君宝と再会した思容は、こっそりと少林寺に入り込み、君宝に気のある素振りを見せ誘惑し、岳飛将軍の遺品の秘密を聞き出そうとしたが、君宝は武術の練習に打ち込んで誘惑を退ける。
一方易雲は、すべての技と力を孫の継風に伝授し、名剣山庄を継承させようと考えた。
啓礁が武林界の人々を扇動し名剣山庄に集まり、少林寺にいる君宝を捕らえるよう求める。易雲は、技を受け継いだ継風の技量を見せ山庄の名を天下に知らしめ、継風を少林寺に送り出すことにする。そして父親の形見の剣を、その息子である継風に託した。
その頃、君宝と離れ離れになっていた道紅は、町で占いをしながら生活していた。そして偶然、客の話から君宝が少林寺にいることを知る。
君宝は澄空こそが「飛龍将軍」であることに気づくが、記憶の混乱した澄空にはそれがわからない。君宝に会わせるよう少林寺に求める継風だったが、澄空が君宝の存在を隠していたため、少林寺は取り次がない。少林寺と武林界の間に緊迫した空気が流れる。
 
  第10集 少林寺と武林界の間で乱闘が起き武林界の人々は次々と倒されていくが、ひとり残った継風は少林寺の高手を次々と倒していく。
ひょんなことから箱に閉じ込められた君宝は、その中で印度瑜珈術を体得し、継風の前に現れる。体得した印度瑜珈術に澄空から伝授された力が加わりかなり強くなった君宝に、継風は敗れてしまう。その時天行が現れ、名剣山庄の名誉を挽回するため君宝と一戦交えるが、引き分けとなる。天行に促されその場を去った継風だったが、名剣山庄の威光を失った彼に世間の人々の目は冷たかった。
少林寺の強敵を退けたと厚遇されると思われた君宝だったが、逆に武功をすべて奪われそうになってしまう。何とか澄空の助けで少林寺を出た君宝は、継風、天行、思容、道紅と再会した。そして岳飛将軍の遺品を狙う人々から、自分の父親が亡くなったことを知らされる。
そこへ飛龍将軍としての記憶を取り戻した澄空が現れ、記憶をなくした経緯と、行方がわからなくなった先帝の公主(皇女)の話をし、公主を探すよう呼びかける。
 
 
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